HOSTAVIN PR-31

''反応型HALS''

従来の光安定剤は、低分子量タイプ、高分子量タイプの2つに分類されています。
低分子量タイプは樹脂表面部分にスムーズに移行することができ、紫外線による劣化防止効果が高い反面、ブリードや昇華によって樹脂より失われるという欠点を持っていました。
一方高分子量タイプは、樹脂に対する相溶性も良く、昇華、ブリードが起きにくい反面、樹脂の内部にある分子はそのまま表面へ移行せず、結果的に無駄になってしまうという欠点を持っていました。
HOSTAVIN PR-31は、光反応により樹脂とグラフトすることができます。その結果、表面への移行までは低分子量、表面における反応後は高分子量タイプのHALSとして働くことが出来ます。