INTERVIEW 04

佐藤 正弥
営業本部 東京支店
エレクトロニクス営業部
2020年入社/理工学研究科卒

私は理系大学院で遺伝子組み換え系の基礎研究に取り組んでいました。しかし、基礎研究は成果が世の中に実装されるまでにすごく時間がかかるので、自分の研究が社会の役に立っている実感を得られにくい側面があったんです。そこで、技術をもっと社会に繋げる仕事がしたいなと思い、人と話すのも好きだったので営業職を選びました。オー・ジーは化学業界で広くビジネスを行っており、非上場で独立系の商社であることから、比較的好きなことをやらせてもらえるかと思い入社しました。

Q1

二次電池、半導体、ディスプレイ、MLCC等、電子機器向けの材料販売や提案を行っています。海外のお客様が9割くらいなので海外とのやりとりが多く、海外出張もこれまでポーランドや韓国、中国、アメリカを経験しました。海外のお客様に対して日本メーカーが製造した部品や素材を提案するのですが、やはり日本の素材産業の品質の良さは高い評価を受けてます。日本の素材メーカーの存在感を今後も発揮できるように、私たちがサポートしていきたいです。
私は前の部署では取引先メーカーの開発部隊の研修で技術寄りの営業をしたり、開発現場に近いところに身を置いてものづくりの流れや考え方を学ぶ経験を積んできました。現在の業務カテゴリーでは自社で製造機能を持っていないので、より取引先メーカーの視点に立って、適切な情報を関係各所に提供することで自社の存在意義を発揮していくことを大切にしています。

Q2

私は今日本で働いているので、現地企業にアプローチする際にまずやり取りを行うのは当社の海外駐在社員やローカルスタッフです。そのため、その方達と密なコミュニケーションをとって良好な関係を築くことは大切にしています。現地国籍の方も多いので、その国の文化に配慮した仕事の進め方や伝え方を工夫しています。
また、実際に話を進める際は現地に出張に行き、私が直接現地メーカーなどと話をすることもあります。現地に行かないと得られない情報を掴めたときはテンションが上がります。例えば、各社の扱っている製品はホームページ等で確認できても、どのような処方、方法で製造しているかはわかりません。日本のメーカーと同じ製品を作っていても会社によって違うケースもあります。こういった情報も、web会議ではあまり教えてもらえませんが、対面で話すからこそ、また、ここまできたんだから教えてやろうということで話を聞かせてもらえることがあります。そういった日本にいてはわからない生の情報に触れることで、これまでにない発想が生まれ新しい案件を生み出せるのは面白いです。

Q3

知識も経験もないので、お客様に材料を提案してもそれに対するご質問にその場で答えられないというのが一番苦労しましたね。そもそもお客様が何を言っているのかがわからないという(笑)。だから、専門知識をつけるために勉強するのはもちろんですが、打ち合わせでの質疑応答のシミュレーションをして飛んできそうな質問に対する準備をしておく。それで打ち合わせ後に答え合わせをして、その経験を活かしてまた次の商談の準備をして…という感じでとにかくトライアンドエラーを重ねるようにしました。
ただ、そんな中でも新人時代に研修させていただいた社外の化学メーカーの研究所では本当に皆さんよくしてくれて、その経験が今にかなり活きていると感じています。教えてもらったのは技術の人がどう考えているか、どういう提案をされたら嬉しく感じるのかということ。新規開発を行うには、技術寄りの方々との会話が重要になると思っていて、まさにその中に1年半ほど身を置けたのはすごく大きい経験でした。

Q4

自分自身の個性をちゃんと自覚している人が向いていると思います。オー・ジーは「このやり方をしろ」というのは一切なくて、みんな自分のやりやすいやり方を編み出して動いている会社と感じています。オフィスの外でずっと外回りや一日中電話してほとんど席にいない人もいるし、席にいる時間が長くて慎重に作戦を練ってから動く人もいます。どっちが正しいかは正解がなくて、自分の強みをしっかり理解して社内・社外にアクションとして展開できている人が活躍していると思います。 ちなみに私は慎重な性格なので、事前に情報をしっかり入れてお客様が考えていることを想定してから進めるタイプです。ただ、このやり方だとアクションの回数が少なくなりがちなので、トライアンドエラーを増やすように自分に言い聞かせながら日々動いています。

Q5

私の経験上、案件の最初から最後までスムーズにいくケースは全体の1〜2割程度しかありません。そのため、仕事をしていてつまずいたり辛いことは正直ありますが、社内の上司や先輩から頭ごなしに何かを命令されたことはないですし、何があったのか耳を傾ける姿勢を持ってくれる人が多いです。素直に周りの協力を仰ぎながら、ポジティブに笑顔で働こうと思える人と一緒に働きたいですね。

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